ジャカルタから帰国、検疫の流れ

おかげさまで現在一時帰国をし、成田で待機期間を消化しているわけですが、参考までにスカルノハッタ空港から成田空港、検疫までの流れを書きます。

すでに帰国されている方も多く、ご存知の方も多いかと思いますが。。。

これから一時帰国予定の方の参考になれば🙏

写真アップしようとエクセルをhtmlに変換しましたが、見れないようなので載せられませんでした。

 

「空港の様子」
・空港内に入る際に特に検温等は無し。通常通り、荷物検査だけを行い中へ。
・離着陸を制限しているからか、空港は必要な場所以外全体的に明かりが消され、暗い印象。
・チェックイン、荷物保安検査、出国審査は通常通り、レーンが絞られ少なくなっているものの、利用者が少ないためスムーズ。
・出発エリアはお土産店等一部を除いてシャッターが閉まっており、明かりも消えている。

 

「機内の様子、サービス」
・機内は後ろの方まで見ることが出来ていないので推定ですが45~50人前後程度のかなり少ない搭乗人数だったと思われる。
・機内エンターテイメントや機内食は通常通り。機内紙はウイルス対策の為撤去されていた。客室乗務員の方々は全員マスク、ビニール手袋を着用されていた。
・3×3×3の座席配置でしたが、横3席に対して、連れがいない人は通路側に1人という配置で、隣2席に他の人がいないように配慮されていた。
・客室乗務員のアナウンスによると、ANAの機体は3分に1回空気が入れ替わるフィルターを採用しており、機内の空気は清潔に保たれるとのこと。

 

「離陸前後に配布された書類」
・離陸前後に、【厚生労働省からのお願い】というLINEアプリを使用した健康確認のお知らせと【個人情報取扱いに関する説明書兼同意書】が配布される。14日間の隔離期間にアプリ経由で健康確認のアンケートが届く。LINEアプリを使用していない方は、電話により、自動音声で健康状態の確認がされる。
・離陸後に【入国される方へ検疫所よりお知らせ】と過去14日間の滞在場所、日本での住所、連絡先、感染者との接触があったかどうか、日本国内での滞在先等を記入する質問票が配布される。いずれも機内で記入。

 

「飛行機着陸後に配布された書類」
・入国した次の日から14日間の行動(指定された場所で待機、公共交通機関は使用しない等)成田空港検疫所長からの要請についての【要請書】とPCR検査を実施することへの同意書が配布される。飛行機から降機するまでの間に記入。

 

「飛行機を降機順、客室乗務員からのアナウンス」
・着陸後、客室乗務員よりコロナ蔓延防止のため検疫が強化され、検疫官の指示があるまで機内で待機するようアナウンスがあり。待機中に書類が配布され記入。
・客室乗務員から飛行機を降機する順番についてアナウンスがあり。
①国際線に乗り継ぐ人(到着後約10分程度で降機)
②公共交通機関を使用せずにレンタカー等で自宅へ帰り待機する人(到着後約15分程度で降機)
③ホテルにて隔離を行う人やその他(到着後約20分程度で順に降機の声かけあり)
・①②の人の降機完了後、客室乗務員の指示で座席前方から順に出口の方へ移動。
・前方移動後10名ずつ降機している旨説明があり、少し待機したのちに客室乗務員の合図で降機。
・降機後、出口にいる検疫官の誘導のもと検疫へ。

 

「検疫、PCR検査、入国審査」
・検疫官の誘導のもと検疫へ到着したら、間隔をあけながら並び、検疫官に機内で記入した書類を提出。
・検疫官の説明共に記入した書類について確認。どこから帰国したか?今後検査結果が出るまでどうするか?結果判明後、どこに待機をするか?連絡先等口頭で確認をされる。その後、日本の現在のコロナの状況説明や検疫所からのお知らせを用いた注意事項の確認などを受ける。最後に、実施するPCR検査について軽く説明があり。
・書類を確認してもらった後、PCR検査のキットと検体番号が記載された赤い紙を受け取る為、間隔をあけながら並ぶ。並んでいる間に、14日間の待機場所の再確認、書類の再確認を受け、検温を受ける。
・順番が来たら、用紙を提出し、PCR検査のキットと検体番号が記載された赤い紙を受けとる。
PCR検査を受ける。インフルエンザ検査に使用されるような細長い綿棒を鼻に挿入される。検査自体は5秒程度ですが、少しだけ鼻の奥をぐりぐりされるので痛みがあり。
・検査を受けた後、少し椅子で待機。数名ずつ検疫官の指示、誘導で入国審査、バゲージクレームへ移動。
・入国審査、バゲージクレームへは検疫官の指示、誘導で移動。荷物をピックアップ。
・入国審査時に検体番号記載の赤い紙を提示。

 

「入国審査後、隔離ホテルまで」
・入国審査後、検疫官の指示、誘導で政府手配の隔離ホテルへ移動するまでの待機場所へ移動。その際に検体番号と到着便の確認があり。政府手配の隔離ホテルへ行く場合、14日間どこで隔離を行うか確認する申告書が配布される。(待機中に記入、写真撮影するの失念し、写真ありません)
・待機場所には段ボールベッドが展開されており、検疫官に指示された番号の段ボールベッドへ移動、待機。
・バスの準備ができたという声かけがあり、検疫官の誘導でバスへ移動、乗車。バスは普通の観光バスタイプ。車内は防疫のためか、一面ビニール袋やビニールで覆われていた。
・隔離ホテル(今回は東横IN成田空港)到着後、検疫官よりホテルの使用や食事について説明があり。一度入室すると、検査結果判明まで外出不可。
PCR検査の結果は2日後の朝7時~8時の間にホテルの内線を通じて連絡あり。
・チェックイン、チェックアウトはなく、指示された部屋へ入室。部屋番号が書かれた用紙と、空港待機場所で記載した申告書を引き換えにして、部屋番号の用紙を受け取る。(その際にアレルギーがあるかどうか確認あり)
・部屋番号の用紙を受け取った人から順次バスを降りてホテル内へ。荷物は降ろされ、ホテル内に整列されている。床にテープが貼ってあるので、一定の間隔を保ちながらエレベーターの順番待ちに並ぶ。
・エレベーターは1機に1人ずつ乗り込み移動。ボタン操作は検疫官が実施。エレベーター内に触れないようにと注意があり。
・滞在する階に到着すると、エレベーター前に検疫官が居る。声かけをし、部屋へ移動、入室。
・飛行機到着から1時間半ほどで隔離ホテルまで移動が完了できる。到着便、帰国者共に減っているようで比較的スムーズ。

 

「室内に置いてある用紙」
・施設での過ごし方が記載された【当施設での一時待機の手引き】、退所時について記載された【退所に関する手引き】、待機場所までの移動手段、待機場所を記載する【待機場所及び、待機場所までの移動手段についてアンケート】(アンケートは記載後、外側の部屋のドアにマグネットで貼りつけておく)などの用紙が置いてある。
・検査結果が陰性の場合、全館放送のバス受付案内が行先別にアナウンスされるので、自身の乗りたい検疫のバスがアナウンスされたら、退室し1階へ移動する。陽性の場合は、検疫所から具体的な指示があるまで部屋で待機。

 

以上が、スカルノハッタ空港出発から成田空港到着、検疫と隔離ホテルまでの流れです。

今回の帰国は様々な方々へ感謝しています。日本到着時の安心感は今までで一番でした。

こんな状況でありながら、普段通りにサービスを提供してくださったANAの客室乗務員の方々、飛行機を運航しているANAコロナウイルスに感染しているかもしれない帰国者の誘導、検疫を行い、政府手配の隔離ホテルで隔離生活中、健康管理をして帰国者をサポートしてくださった検疫官の方々、PCR検査を行なってくださった医療関係者の方々、帰国者を受け入れる体制を整えた政府。様々な方々のおかげでこうして帰国して、隔離を経て待機期間に入ることが出来ました。

日本の対策は遅いとかいろいろ批判の声を聞きますが、私は日本政府に感謝しています。ジャカルタと比較するのも変ですが、日本は本当に環境が恵まれていて、致死率も低く、いざというときの病院も複数あります。そういう環境に感謝しながら、日本での生活を送りたいと思います。恐らく6月上旬から中旬にかけてインドネシアに帰国しますが、日本で働きたいという思いが今回で決定的になりましたので、日本に帰ろうと思います。

自粛疲れとかありますが、もう少し我慢の日が続くと思いますので、健康に気をつけて自粛していきましょう。

 

ではでは